10月の買ってよかったモノまとめました(11/19)

『foobar2000』VS『MusicBee』 2018年現在最強の無料音楽再生ソフトはどちらか

久しぶりにwindowsユーザー向けの記事でも。

 

さて、みなさんはどんな音楽再生・管理ソフトを使っていますか?

iTunesばかりが目立ってきたwindowsの無料音楽管理・再生ソフト界隈ですが、実際にはWinampAIMPMediaMonkeyTuneBrowserなどなど様々な優良フリーソフトが存在してきました。

その中でも、近年最も評価・注目されており、個人的に「日本人が使用する上で最も優れている」と考えているのが『foobar2000』と『MusicBee』。

周囲のエンジニア界隈でも、大抵このいずれか、あるいは両方を使用している方が多いように思います。

出典:slant.co_musicbee_vs_foobar2000

この両者の優劣ついては海外のフォーラムやSNSなどでも時折議論されており、投票が行われた場合にもその結果に大きな差は出ないようです。

今回はそんな「foobar2000」と「MusicBee」両者の機能や特徴を紹介し、それぞれが『どのような人に向いているのか』を考えていきます。

iTunesについて

本題に入る前に、iTunesについて少しだけ。

iTunes』といえば、ネット黎明期から圧倒的なシェアを誇っている音楽管理・再生ソフト。

出典:Apple.com_itunes_download

Apple製のソフトであるにも関わらず、その先進的なUIとAppleデバイスとの連携により、windowsOSにおいてもそのシェアを伸ばしました。

しかし、windows版のiTunesといえば、

  1. UIのレスポンスが悪い・リソース使用量が多い(重い)
  2. 設定項目が少ない、カスタマイズ性が悪い
  3. FLAC未対応・ASIO未対応・WASAPI未対応
  4. アプデのたびに仲間を呼ぶ(QuickTime、Bonjour for Windows etc…)
  5. やたらとコンピレーションアルバムしたがる
などなど、正直なところ、完璧に使いやすいソフトとは言えない側面があります。

しかし、日本においては他のソフトの知名度が低いこともあり、ライトユーザーを中心に使用され続けてきました。

 

とは言え、Appleデバイスとの連携や、ネットラジオ機能の豊富さなど優れた点もありますし、iphoneやiPadなどの使いはiTunesを使用せざるを得ないという側面もありますので、iTunesはあくまでAppleデバイス管理ソフトとして活用し、普段使いの音楽管理ソフト・プレイヤーは別で用意するという形がベターかと思います。

 

Foobar2000

出典:Foobar2000.org

Foobar2000の個人的評価
動作の軽さ
(5.0)
フォーマット・ハイレゾ対応
(4.5)
設定項目の豊富さ
(4.5)
日本語対応
(3.0)
UIのカスタマイズ性
(5.0)
UIのデザイン
(5.0)
  • WASAPI :コンポーネントで対応
  • ASIO :コンポーネントで対応
  • FLAC再生: コンポーネントで対応
  • CDからのリッピング :標準で対応

Foobar2000は、WinampのPlugin制作者としても知られるPeter Pawlowski氏によって開発されたメディアプレイヤー。

全機能をモジュール化することにより、シンプルな作りと高いカスタマイズ性を実現しています。

 

圧倒的なカスマタイズ性能

foobarといえばカスタマイズ性能

コンポーネント(プラグインみたいなものです)を本体に追加することで、様々な機能を上乗せすることができます。

コンポーネントは世界中の有志によって開発されており、その種類は非常に豊富。

  • ASIOやWASAPIへの対応
  • 歌詞やアートワークを自動で取得・表示
  • Wikiなどからアーティスト情報を自動で取得・表示
  • FLACなどフォーマットへの対応

などなど、カスタマイズ次第では本当に『なんでもできるプレーヤー』になり得るポテンシャルを持っています。

ネットラジオで再生中の曲のアーティスト情報や歌詞を自動で表示させたり、Youtubeのミュージックビデオを自動で再生させる等々、その可能性は無限大です。

スキンで一気にカスタマイズ

foobarは機能面だけでなく、外観も自由自在にカスタマイズすることができます。

海外のフォーラム(DeviantArtなど)には、フォントやレイアウトなどのUIと便利な定番コンポーネントを同封した『スキン』が無償で公開されており、スキンを導入することで様々なデザイン・機能のプレイヤーへ簡単に設定することができます。

【出典】左上:Mnlt2 Plus 2.0、左下:Momo、右上:Mnlt2、右下:Flex

【出典】左上:Eole、左下:barFIVE、右上:DarkOne、右下:Foolars2 – Glass Mod Final

 

FLEXやMnltシリーズ・EOLEなどなど、これまで様々な名作スキンが生まれ、世界中で愛用されてきました。

このようにシンプルで洗礼されたUIは、当時のソフトウェア・UIデザイン界隈において極めて先進的であり、初めてスキンを導入した時の感激は今でも忘れられません。

導入はスキンによっては多少手間のかかるものもあり、最低限の英語力が必要になる場合もあるため、すこし敷居が高く感じるかもしれませんが、慣れてしまえばそれほどの難易度ではありません。

しかし残念ながら、これらスキンの多くは、現在では開発・更新が停止しており、全ての機能が正常に動作するスキンは年々少なくなっています。

Windowsのソフト開発自体が急激に衰退している昨今ですので、仕方がないのでしょうね。

 

 

foobar2000はこんな人にオススメ

  • 色々な種類の外観から選んで使いたい
  • プレイヤーを自分好みにカスタマイズしたい
  • ある程度の事は、自分で調べて解決することができる
  • 英語に大きな抵抗がない

非常に軽量で多機能なプレイヤーなFoobar2000。

英語に抵抗さえなければ、その高いカスタマイズ性によって、

「世界にひとつだけの」自分に見合ったプレイヤーに進化させることができる点が最大の魅力です。

カスタマイズと聞くと難しそうで、敷居が高い印象を受けるかもしれませんが、日本語Wikiや、有志の解説記事などを参考にすれば、そこまで難易度の高いものではありません。

しかし、スキンとコンポーネントの相性による不具合や、foobar本体のバージョンとの相違によるトラブルが起こってしまうことも多々あり、その解決のためには、やはりある程度のリサーチ力や英語力が必要になる場面もあるでしょう。

そういった意味では、やはり敷居の高い上級者向けのソフトと言えそうです。

スキンの導入や、コンポーネントについては、機会があれば記事にまとめたいと思います。

 

 

MusicBee

出典:getmusicbee.com

MusicBeeは、2008年にリリースされた比較的新しいメディアプレーヤー。

あの「米Lifehacker」編集部も、「Windows版ベスト音楽プレーヤー」としてMusicBeeを選出しています。

はじめから完成された高機能プレイヤー

MusicBeeの持つ最大の特徴といえば、デフォルトでの完成度の高さでしょう。

コンポーネントの追加によって進化していくFoobarに対し、MusicBeeは標準状態で既にフルカスタマイズされたfoobarのような豊富な機能を備えます。

  • 標準でASIOドライバ、WASAPI排他モードに対応
  • 標準状態で十分に洗礼されたUIおよびUIデザイン+様々な付属スキンもあり
  • Foobarなみに軽快なレスポンスで操作性も抜群
  • FLAC、Ogg Vorbis、WMA、WAV、ALACなど豊富すぎる対応フォーマット
  • CDリッピング機能+タグ付けも簡単
  • Last.FMとも同期可能
  • ショートカットキーが豊富で便利

などなど、挙げ始めるとキリがありませんが、標準で様々な機能を有しています。

さらに、foobarと同様にプラグインを追加する事で、歌詞表示などの様々な機能を加える事も可能です。

 

 

日本語に完全対応

MusicBeeは海外のソフトウェアであるにも関わらず、日本語に完全対応しています。

アップデートでUIから設定項目、インストーラーと順次日本語に対応させ、現在では国産のソフトと見間違えるほどに、完璧な日本語化に成功しています。ありがたや。

 

CDリッピング機能も抜群に優秀

こちらもMusicBeeの特徴としてよく挙げられる機能の1つ。

CDからのリッピング機能が標準搭載されており、これが非常に軽快で便利。

さらに、かつてWinAmpがそうであったように、

Gracenoteのデータベースからデータを読み取り自動でタグ付けまでしてくれます。

プラグインを組み合わせれば、アートワークや歌詞などの自動取得も可能です。

 

MusicBeeはこんな人におすすめ

  • カスタマイズとかめんどくさい
  • CDから頻繁に楽曲をインポートする
  • iTunes意外のソフトを初めて利用する
  • 英語は嫌いだ

紹介してきた通りMusicBeeは軽量で高機能な完成されたソフトウェアです。

カスタマイズの敷居が高いfoobarに比べ、デフォルトの完成度が高く日本語に対応したMusicBeeは、

iTunes意外のソフトを使った事が無い方にもオススメできます。

音楽ファイルのスキャン能力やDB化も抜群に優秀で、さらにiTunesのプレイリストを自動で取り込むことも可能なため、iTunesからの移行はPCに疎い方でも容易でしょう。

MusicBeeは現在でも精力的に開発・更新が行われており、今後もより改善されると思われます。

 

自分に合ったプレイヤーを

言うまでもなく、全ての人にとって素晴らしいと言えるソフトウェアはありません。

これまで紹介してきたとおり、foobarとMusicBeeはいずれも高機能で使いやすく、全体的な性能に大きな差はないでしょう。

両者の間にあるのは、細かい機能面やデザインの差異であり、結局のところ自身の環境や感性に見合う方を選択するのがベターかと思います。

より高機能なプレイヤーを試してみたいという方は、ぜひfoobar2000・MusicBeeを一度お試し下さい。

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