2022年上半期の買ってよかったモノまとめました(07/12)

【レビュー】FLEXISPOT-E7で作る『シンプルでミニマルな電動スタンディングPCデスク』

北山 羊輔

どうも、腰痛持ちブロガーの北山 羊輔(icon-twitter-square@ysk_kitayama)です。

 

さて、電動スタンディングデスク「E3B」を使い始めて早3年。

【DIY】PCデスクを電動昇降スタンディングデスク仕様にしてみた FLEXISPOT-E3レビュー

すっかりスタンディングデスクがないと生きていけない体になってしまったわけですが、

このたびは北山が療養していた間に、Flexispot「E3B」の新作にあたる「E7B」なる製品が発売されていたということでFlexiSpot公式様より製品をご提供いただいたので、両者を比較しつつ使用感について詳細にレビューしていきます。

FLEXISPOT_E7の基本性能

引用:FLEXISPOT_E7 公式ページ

Flexispot-E3の基本スペック

・モーター   : デュアルモーター
・昇降スピード : 38mm/s
・高さ調整範囲 : 58-123cm
・幅調節範囲  : 110-190cm
・積載重量   : 125kg

・新機能    :タッチパネル・障害物検知 

赤文字はE3Bと比べて改善・新搭載された項目。

高さと幅は若干の拡大。積載重量125kg(E3は100kg)は本当にすごい。

 

 

 icon-arrow-circle-down ちなみに本来は、様々な付属天板を選べる「E7セット」も人気商品。

北山 羊輔

僕の場合はどうしても「自作の天板を使いたい+お安く済ませたい」という理由から、天板の付属しないフレーム脚製品を選んでいます。

またE7にはタッチパネル式の操作モジュールセーフティーモーション機能も搭載されているとのことで、使い心地と精度が楽しみです。

 

設置場所とデスク用途

さっそく本体を組み立てていきたいところですが、まずは設置場所の選定とデスクの使い方を事前に考えて設計していきます。

 

 icon-arrow-circle-up 設置場所はベッド横にあえて残しておいたスペース。

 

 icon-arrow-circle-up 以前L字デスクを自作した際に、『FlexiSpotの電動脚はベッドサイドテーブルとしても使える』ことを強く実感したので、今回もベッドと隣接させることにしました。

 

 icon-arrow-circle-up なお、メインデスクは以前作ったものを引っ越し先でも利用していますが、ディスプレイやデバイスが増えゴチャついてしまっている状態。

 

そのため、今回はE7Bを使ってミニマルでコンパクトな『サブデスク』を作っていきます。

 

 

木材の用意

経験上、天板の厚みはデスクの強度と高級感に直結します。

ということで、今回も36mm厚の集成材をオンラインで扱っている、『小山商店』という三重県の資材屋さんからパイン集成材を購入しました。

幅1400mmで無料オーダーカットをお願いしようと思っていたのですが、ちょうど1400mm×600mmのサイズが販売されていたので購入。

1400×600×36mm厚で税込9800円という破格。

これだから天板DIYはやめられない。

 

天板の処理は長くなりますので大まかな流れだけ。

 

手順1
サンダー等にサンドペーパーをセット

面取りできる器具ならなんでもOK。ペーパーは#80程度を推奨。

手順2
面取り(木材の角をなめらかにする作業)を行う

特にデスクの前面(腕が接触する部分)や角はしっかりと丸くしておきます。

手順3
両面にオイルステインを塗布する

今回はパイン材の色合いを生かすため、クリアタイプのオイルステインを使用しました。

手順4
しっかり乾燥させて完成

風通しの良い場所で1日程度乾燥。これで天板の準備は完了です。

天板加工について
ここでは大まかな流れだけの紹介になりましたが、面取りや木地調整、塗装など天板加工時の細かいポイントは他のデスク作成記事で細かく解説しておりますので、ご参考にしていただけますと幸いです。

【DIY】シンプルで捗りそうなPCデスクを自作してみた

E7Bの組み立て

さて、いよいよE7Bを組み立てていきます。

 icon-arrow-circle-up E7については、なんとFLEXISPOT公式様がめちゃくちゃわかりやすい1分組立動画を投稿してくれていました。これは神動画。

 

もうぶっちゃけ動画を見ればいい話なので、組立の様子はダイジェストで、大事なポイントだけ紹介します。

 icon-arrow-circle-up 説明書と動画を見ながら各パーツを組んでいきます。

 

 

 icon-arrow-circle-down ここで電動脚の幅を調節して、天板と結合。

 icon-arrow-circle-up 今回はベッド下の引出しが開閉できるように、少し右側を開けています。

耐荷重125kgに対して40kgの36mm厚天板だから大丈夫と判断。マネ厳禁。

念のため、天板には下穴を開けてから木ネジを打ち込んでいきます。

 

 

 icon-arrow-circle-down 操作リモコンは念願のタッチパネル!コンパクトでミニマルなデザインです。

操作パネル取付時のポイント

 icon-arrow-circle-up この操作パネルは天板に直接取り付けるわけですが、少しでも基盤部分がデスクよりも出てしまうとダサいので、天板ピッタリに合わせるか少し内側に設置するくらいがベターです。

 

 

 icon-arrow-circle-up スタンディングデスクは裏配線がとにかく重要なので、配線グッズ等を駆使し、ケーブルにたるみが出ないよう中央にまとめます。

 

 

 icon-arrow-circle-down 最後にケーブルカバーを取付けます。一気にスッキリ。

 icon-arrow-circle-up なおE3から劇的に進化したと感じたのが、このケーブルカバーの取付機構。

着脱が非常に簡単になり、デスク裏配線が抜群に整理しやすくなりました。

 

 

 icon-arrow-circle-up ということで、くるっとひっくり返せばサブデスクの完成。

想定よりもずっと早く組み上がりました。所要時間は45分くらい。

 

 icon-arrow-circle-up とりあえず、メインデスクで扱い切れていないガジェットと、ベッドサイドに欲しいアイテムを一通り載せてみました。

シンプルでなかなかに良い感じです。

 

導入してみて分かったこと

操作パネルがシンプルで使いやすい

まず評価したい点は、パネルデザインとUIのシンプルさ

 icon-arrow-circle-up E3では15.5cmあった操作パネルがE7では12cmとコンパクトに。

 

 icon-arrow-circle-up また、E3のレビュー時には、生意気にも「必要ない」と記していたアラーム機能が撤廃された点も個人的に非常に嬉しいポイントでした。本当に誤作動が辛かった…

 

なお、タッチパネルは2段認識型なので危惧していた誤作動も無し。

白色LEDも控えめな発色で、全体的にシンプルで扱いやすいパネルデザインに改良されたと言ってよいでしょう。

 

 

 

動作がより滑らかで静かに

 icon-arrow-circle-up E3の頃から自動昇降時のレスポンスと静音性は抜群でしたが、E7ではさらに改良されていました。

 

 icon-arrow-circle-up E7ではレスポンスがより滑らかになり、動作音も静かになった印象。

相変わらずヌルヌル動くので、意味もなく上げ下げしちゃいます。

 

 icon-arrow-circle-up 動作音にも明確な差を感じたため、IOSアプリで測定してみました。

 

 icon-arrow-circle-up 普段時37デジベルの部屋で、同距離・同積載量で測定した動作音量です。

やはり駆動音はより静かに改良されていると考えられます。

そもそもE3の50デシベルでも、めちゃくちゃ静かなわけですが。

 

 

 

高低差の幅がやっぱりスゴイ

E7は3段階構造の昇降脚により、58-123cmという広い範囲で昇降させることが可能。

 

最も低い58cmに設定するとこんな感じ。小さなお子さんの勉強机にも使えそうなほど低い。

 

そして最も高い123cm設定だとここまで高くなります。

 

 icon-arrow-circle-up 短足172cmの僕が123cm設定で使うとこんな感じ。高すぎる。

言い換えれば、背の高い方でも安心して使用できそうです。

 

 

 

障害物検知機能・高さ記憶機能も便利

E7には下降時に障害物を自動で検知する「セーフティーモーション機能」が搭載されています。

 

 icon-arrow-circle-up 実際にダンボールをデスク下に置いてみると、このように自動で検知して『ぼよーん』と返っていきます。かわいい。

小さなお子様がいるご家庭でも安心ですし、『オフィスチェアのアーム部分が破壊される』といった、電動昇降デスク特有の事故も二度と起こることはなさそうです。

 

 

またE7には、任意の高さを4つまで記憶させて自動的に呼び出すことができる「メモリー機能」が搭載されています。

それぞれの高さを登録しておけば、常にワンタッチで切替えが可能となり非常に便利です。

ちなみに僕の場合は、各ボタンを以下の高さに設定しています。

  • ①ボタン :120cm(製品撮影時用)
  • ②ボタン :58cm(就寝前ベッドテーブル用)
  • 座りボタン:72cm(チェア着席作業時用)
  • 立ちボタン:102cm(立ち作業時用)

 

 

 

ベッドサイドテーブルとして使い心地が抜群

E7は最低58cmまで天板を下げることができるため、高めとベッドと隣接させることでベッドサイドデスクとしても利用可能。これが本当に便利でオススメ

 

寝る前に欲しいアイテムを並べるだけで眠活が捗ります。

  1. BALMUDA The Lantern (自動消灯)
  2. Echo Show 5 (Alexa家電操作・音楽再生)
  3. アロマディフューザー(自動操作)
  4. Anker PowerWave10Pad(ワイヤレス充電)
  5. スキンクリーム類(30超えると肌気にしがち)
  6. サイレンシア レギュラー(就寝時の定番耳栓) 

 

 

なお、すべてのデバイスは机裏面に設置したスマートプラグで電源管理しており、ベッド側側面のNFCタグでもスマホをかざすだけで様々な操作ができるようカスタマイズしました。

この辺りのスマートホーム化は本記事の主旨と逸れるため、また別記事で解説したいと思います。

 

 

 

壁にベタ付けしたい場合は天板の奥行きに注意

本製品について唯一ケチをつけるとしたらこの点。

 icon-arrow-circle-up 基礎となる脚部分が天板支持部よりも10cm長い構造になっているため、

記載の対応天板サイズに従って奥行60cmの天板を採用した場合、壁と天板の間に隙間ができてしまいます。

そのため、配線を通す予定が無い方やギリギリまで壁に寄せたい方は、奥行68cm以上の天板を使用されることをオススメします。

 

 

 

 

足元には絶対なんか敷いたほうがいい

スタンディングデスク経験者なら誰もが真っ先にぶつかるのが『足の裏が痛くなる問題』。

裸足や靴下のままフローリングに立ち続けると、足の裏に相当な負担がかかるため、スタンディングデスク使用者の多くが足元に厚手のマットを敷いて使用しています。

ということで、以前購入したスタンディングデスク専用マットMT1B』をメインデスクから移動して使用しています。

 

相変わらずの圧倒的厚みと幅広さで、快適なスタンディングデスクライフを支えてくれています。

 

しかし数カ月間在庫が無く2枚目が買えない状態。

良い代替品も見つからないので早く入荷してほしいところです。

 

 

 

 

FlexiSpot E7Bの総評

E7Bの良かったポイント
  1. 自分の好きなサイズ・材質の天板を載せられる
  2. 静音性と操作感がより一層改良されていた
  3. 耐荷重が125kgまで強化されており安定感抜群
  4. 組立が安易になった(特に動画での解説は素晴らしい)
  5. タッチパネル化した操作板もデザイン・操作性ともに◎
  6. 最低位58cmまでの設定はベッドとの相性が抜群
  7. 障害物検知機能の搭載・メモリ機能の拡張は嬉しい
E7Bの良くなかったポイント
  1.  脚の幅が広いため天板の奥行が必要となった
  2.  併用必須のフットレストの在庫がない

フットレストに関してはE7Bとは別プロダクトなのですが、どうしても欲しいので願望も込めて加えました。

 

テレワークも増え在宅での作業効率が注目されている今、スタンディングデスクは在宅ワークの生産性を高める最高のツールです。

正直なところ、過去プロダクトから改良を重ねてきた『E7』は今やケチのつけどろのないまでの完成度に仕上がっているとすら感じさせられました。

スタンディングデスクに興味を持っている方はぜひ1度ご検討ください。

 

北山 羊輔

記事の内容や商品の使い勝手などについてご質問があれば、私のTwitterや問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

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