2022年上半期の買ってよかったモノまとめました(07/12)

UEFI(BIOS)の画面をスクリーンショットする方法と注意点

WindowsやLinuxユーザーならば誰もがお世話になっているBIOS。

出典:wikipedia_Basic Input/Output System

以前は、見るからに不親切な英語ブルーUIでPC苦手っ子の拒絶反応を誘ってきたBIOSですが、最近では『UEFI』と呼ばれるファームウェアに対応したことにより、格段に扱いやすくなりました。

 

まぁそれは良いとして、ここからが本題。

今回は、そんなUEFI(BIOS)の画面をスクリーンショット撮影する方法とその注意点について、備忘録を兼ねてご紹介します。

北山 羊輔

「BIOSなんて普段イジらない」という方も、故障などの”いざ”という時のために、BIOSの全体的なイメージだけでも掴んでいってください。

必要なもの

  1. UEFI BIOS対応マザーボードが搭載されたPC
  2. FAT32でフォーマットしたUSBメモリやSDカードなど

1、UEFI BIOS対応マザーボードが搭載されたPC

ご自身のPCがUEFIでブートされているかは、win8以降であれば簡単に確認できます。

 icon-arrow-circle-down Window+Rで指定コマンド機能を起動し、「 msinfo32 」 と入力します。

 icon-arrow-circle-down すると、システム情報が一覧で表示されます。

その中の「BIOSモード」という項目が【UEFI】となっていれば問題ありません。

レガシ】と表示されている場合は旧BIOSですので、残念ながら今回の方法は使用できません。

 

2,FAT32でフォーマットしたUSBメモリやSDカードなど

基本的に、どんなUSBメモリやSDカードでも構いません。

ただ、本記事ではフォーマット(初期化)を行った上での使用を推奨するため、使っていないSDカードやUSBメモリ等を使用されることをおすすめします。

スクリーンショットは1枚3MB程度なので、容量の少ないものでも大丈夫です。

今回は10年以上前に5千円くらいで買った、容量1GBという超巨大容量USBメモリを例として使用します。時代を感じますね…

 

保存媒体のフォーマット

MEMO
FAT32形式であればフォーマットをしなくても読み込まれる場合も多いのですが、本記事では確実性を優先し、フォーマットを行う事を前提とさせていただきます。

さて、媒体をBIOSに確実に認知させるためには、保存媒体をFAT32形式でフォーマットする必要があります。

なに言ってんだコイツ感あるでしょうが、簡単なのでくじけずやっていきましょう。

 

フォーマットソフトのインストール

注意
フォーマットを行なうと、媒体内のデータは全て消去されます。作業を始める前に、内部に大切なデータが残っていないか、あらためて一度ご確認下さい。

Windows自体にもフォーマット機能はあるのですが、残念ながら不具合が多いため、外部ソフトを導入することをオススメします。

フォーマットソフトは、各メーカーさんから無料で配布されているのですが、ここでは、FAT32対応で扱いやすい「I-O DATA ハードディスクフォーマッタ」を使用します。

 icon-arrow-circle-up 公式HPのインストールページにアクセス。使用しているOSを選択し、ソフトをダウンロードしてください。

 

 icon-arrow-circle-up ダウンロードしたiohddfmt231.exeをダブルクリックします。

 

 

フォーマットを実行する

 icon-arrow-circle-up 展開されたフォルダの中から、HDDFMT.exeをダブルクリック。

 

 icon-arrow-circle-up フォーマットソフトが起動するので、中央のボックスからフォーマットしたいディスクを選びます。

ご注意
ローカルディスクを含む全てのディスクが一覧表示されますので、十分にご注意のうえで目的のディスクを選択してください。誤消去を防ぐため、他のUSB機器などはできるだけ取り外しておきましょう。

 

 icon-arrow-circle-up フォーマット形式を【 FAT32 】に変更し、次へをクリック。

パーティション形式はそのままで大丈夫です。

 

 icon-arrow-circle-up 注意事項に同意すると、この画面になります。

ここで改めて、対象ハードディスクに誤りがないか確認してください。

確認ができたら実行をクリック。フォーマットが開始されます。

MEMO
フォーマットの時間はPCの性能によって違いますが、早ければ30秒ほどで終了します。終了後は、フォーマットしたディスクを一旦外し、もう一度挿入し直してください。

 

UEFI(BIOS)を起動

フォーマットが終わったら、BIOSを起動するためにPCを再起動させます。

BIOSの起動方法はPCやマザボのメーカーによって異なりますが、大体の場合、メーカーロゴが表示されている間に「F2キー」or「Deleteキー」を押すことで起動すると思います。

参考 BIOS画面の起動、呼び出し方法ブレインネットワーク株式会社日本支社  icon-arrow-circle-up こちらのサイトで、メーカー別のBIOS起動キーをまとめてくださっているので参考にしてください。

北山 羊輔

東芝、レノボ、HP以外であれば、F2Deleteで起動すると思います。両方押しても大丈夫ですよ。

 

スクリーンショットを撮影

撮影したいBIOSの画面でF12キーを押します

MEMO
基本的に「F12キー」あるいは「PrintScrキー」でスクリーンショット機能が起動するようにUEFI内部で設定されていますが、一部商品ではキー設定が異なる可能性もございます。起動しない場合はマザーボードのマニュアルやオンラインヘルプを参照ください。

メーカーによってUEFIの外観や表示は異なりますが、だいたいこんな流れです。

 icon-arrow-circle-up F12キーを押し、正常に保存媒体が読み込まれれば、保存可能な媒体の一覧が表示されます。名前を確認してクリックしてください。

 

 icon-arrow-circle-up セーブが無事に完了すれば、このように保存ファイル名などが表示されます。

撮影が終わったらBIOSを終了してPCを再起動させてください。

 

 

撮れた写真を確認する

撮影したスクリーンショットは、保存媒体の第一階層に保存されているはずです。

拡張子は、昔なつかしのBMP形式なので、windows標準のビューワーでご確認ください。

 

全く圧縮されていない分、画質はキレイです。

リネームするか、ペイントなどで開いて保存しなおせば、jpgなど他拡張子への変換も可能です。

UEFIにこのスクリーンショット機能が搭載されてから数年が経ちましたが、ネット上では未だにカメラ撮影された画像を見かけます。

PCに不具合が起きた際など、メーカーさんからBIOS画面の送付を依頼される場合もございます。そういったいざという時に本記事がお役に立てば幸いです。

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