WindowsやLinuxユーザーならば誰もがお世話になっているBIOS。
出典:wikipedia_Basic Input/Output System
以前は、見るからに不親切な英語ブルーUIでPC苦手っ子の拒絶反応を誘ってきたBIOSですが、最近では『UEFI』と呼ばれるファームウェアに対応したことにより、格段に扱いやすくなりました。
まぁそれは良いとして、ここからが本題。
今回は、そんなUEFI(BIOS)の画面をスクリーンショット撮影する方法とその注意点について、備忘録を兼ねてご紹介します。
北山 羊輔
Contents
必要なもの
- UEFI BIOS対応マザーボードが搭載されたPC
- FAT32でフォーマットしたUSBメモリやSDカードなど
1、UEFI BIOS対応マザーボードが搭載されたPC
ご自身のPCがUEFIでブートされているかは、win8以降であれば簡単に確認できます。
Window+Rで指定コマンド機能を起動し、「 msinfo32 」 と入力します。
すると、システム情報が一覧で表示されます。
その中の「BIOSモード」という項目が【UEFI】となっていれば問題ありません。
【レガシ】と表示されている場合は旧BIOSですので、残念ながら今回の方法は使用できません。
2,FAT32でフォーマットしたUSBメモリやSDカードなど
基本的に、どんなUSBメモリやSDカードでも構いません。
ただ、本記事ではフォーマット(初期化)を行った上での使用を推奨するため、使っていないSDカードやUSBメモリ等を使用されることをおすすめします。
スクリーンショットは1枚3MB程度なので、容量の少ないものでも大丈夫です。
今回は10年以上前に5千円くらいで買った、容量1GBという超巨大容量USBメモリを例として使用します。時代を感じますね…
保存媒体のフォーマット
さて、媒体をBIOSに確実に認知させるためには、保存媒体をFAT32形式でフォーマットする必要があります。
なに言ってんだコイツ感あるでしょうが、簡単なのでくじけずやっていきましょう。
フォーマットソフトのインストール
Windows自体にもフォーマット機能はあるのですが、残念ながら不具合が多いため、外部ソフトを導入することをオススメします。
フォーマットソフトは、各メーカーさんから無料で配布されているのですが、ここでは、FAT32対応で扱いやすい「I-O DATA ハードディスクフォーマッタ」を使用します。
公式HPのインストールページにアクセス。使用しているOSを選択し、ソフトをダウンロードしてください。
ダウンロードしたiohddfmt231.exeをダブルクリックします。
フォーマットを実行する
展開されたフォルダの中から、HDDFMT.exeをダブルクリック。
フォーマットソフトが起動するので、中央のボックスからフォーマットしたいディスクを選びます。
フォーマット形式を【 FAT32 】に変更し、次へをクリック。
パーティション形式はそのままで大丈夫です。
注意事項に同意すると、この画面になります。
ここで改めて、対象ハードディスクに誤りがないか確認してください。
確認ができたら実行をクリック。フォーマットが開始されます。
UEFI(BIOS)を起動
フォーマットが終わったら、BIOSを起動するためにPCを再起動させます。
BIOSの起動方法はPCやマザボのメーカーによって異なりますが、大体の場合、メーカーロゴが表示されている間に「F2キー」or「Deleteキー」を押すことで起動すると思います。
参考 BIOS画面の起動、呼び出し方法ブレインネットワーク株式会社日本支社 こちらのサイトで、メーカー別のBIOS起動キーをまとめてくださっているので参考にしてください。北山 羊輔
スクリーンショットを撮影
撮影したいBIOSの画面でF12キーを押します。
メーカーによってUEFIの外観や表示は異なりますが、だいたいこんな流れです。
F12キーを押し、正常に保存媒体が読み込まれれば、保存可能な媒体の一覧が表示されます。名前を確認してクリックしてください。
セーブが無事に完了すれば、このように保存ファイル名などが表示されます。
撮影が終わったらBIOSを終了してPCを再起動させてください。
撮れた写真を確認する
撮影したスクリーンショットは、保存媒体の第一階層に保存されているはずです。
拡張子は、昔なつかしのBMP形式なので、windows標準のビューワーでご確認ください。
全く圧縮されていない分、画質はキレイです。
リネームするか、ペイントなどで開いて保存しなおせば、jpgなど他拡張子への変換も可能です。
UEFIにこのスクリーンショット機能が搭載されてから数年が経ちましたが、ネット上では未だにカメラ撮影された画像を見かけます。
PCに不具合が起きた際など、メーカーさんからBIOS画面の送付を依頼される場合もございます。そういったいざという時に本記事がお役に立てば幸いです。