2022年上半期の買ってよかったモノまとめました(07/12)

【実録】車の運転席・助手席の足元が突然水浸しになった時の対処法と原因

車を買うと必ず半年以内に壊れます。北山羊輔(@ysk_kitayama)です。

去った12月某日、いつものように愛車に乗りこんだところ、足元から『ピチャッ』という聞き慣れない音が。

恐る恐る視線を下げてみると、なんと運転席の足元が水浸しになっていました…

窓はしっかりと閉まっていますし、フロントガラス側から水が垂れた形跡もありません。

下から湧いた…?

今回は、こんな事態に陥ってしまった僕が、

  1. 実際に行った対応と現象
  2. 専門の方に伺った正しい対処と原因

について時系列でまとめつつ、解説していきます。

とるべき対処と原因

ディーラー、整備工場などに連絡

とりあえず、いつもお世話になっているディーラーの整備士さんに電話し、事情を伝えます。

整備士さん

足元一面が濡れているようですね。濡れているのは運転席だけですか?
はい運転席だけです。助手席は全く濡れていません。

北山 羊輔

整備士さん

ティッシュなどで足元の液体を拭いてみて、液体の色やニオイを確認していただけますか?
無色透明のようです。ニオイなども特にありません。

北山 羊輔

整備士さん

分かりました。だとすると、足回りから雨水が侵入しているか、エアコンの排水が漏れている可能性が高いですね。

笑われるかなと思っていたら、なんだかとても手慣れた様子で優しく指示してくれました。

とりあえず、オイル類や冷却水の漏れなどの深刻な故障では無いから安心してねとのこと。やばいカッコイイ惚れちゃう。

その後、整備士さんに原因について伺ったので内容をまとめます。

  1. 『足元水浸し現象』は一般的に助手席で起こる事が多く、その場合は8割方エアコンの排水漏れが原因である。
  2. ↑によって運転席が浸水する場合もあるが、運転席の場合は他の原因も疑ったほうが良い。
  3. 沖縄は塩害によって車体が錆びやすいため、足回りに穴が開いてしまっている可能性も高い。

運転に支障は無いようなので、翌日ディーラーに持っていって診てもらう事になりました。

 

水抜き・浸水対策

よく考えてみると、ディーラーに持っていくにしても、外は大雨であり、運転中に水かさが増すような事があれば危険です。

整備士さんに相談してみると、

整備士さん

ペット用のおしっこシーツなど持ってればオススメですよ

との事でしたので、さっそくスーパーで購入して敷いてみました。

結果的に、このシートは敷いておいて大正解でした。とにかく吸水力がすごい。

足元に溜まっていた水を一瞬で吸い取り、表面には全く水気を感じさせません。

ディーラーに持っていく途中では、足元からどんどん水が侵入してくる感覚があったのですが、湧いてくるそばから完璧に吸水してくれたため、安心して運転する事ができました。

湿気にご注意を
こういった雨漏りなどが起こった際には、車内の湿度が一気に高くなるため、短時間の内にエアコン周りなどにカビが繁殖するそうです。ですので、車の窓を少し開けておくなどして湿度を下げる工夫をなさる事をオススメします。

 

原因は腐食による穴

ディーラーに持っていったところ、ペットシーツが吸った水の量を見た整備士さんが一言。

整備士さん

この量は間違いなく足回りから雨水が侵入してますね。

そこで、フロントバンパーやらフェンダーやらを外して見てもらったところ、フェンダー裏側のボディーが腐食し、ガッツリ穴が開いていました。

こりゃあ、たくさん侵入してくるわけだ。

板金を担当されている整備士さん曰く、『穴の上の金具により水が溜まって腐食が起こったと思われるが、この位置にこの形状の金具があればこのような腐食が起こるのは当然であり、正直に言ってメーカー側の構造的な欠陥としか思えない』との事でした。

まぁこの件については、沖縄の塩害も加わっての事なので、一概に欠陥とは言えないとは思うのですが、車って意外とこういう構造的な問題があるケース多いですよね。

安全性に影響が無ければリコール対象にもならないので、購入前のリサーチが重要だと改めて感じました。

 

修理の時間と費用

今回お願いしたディーラーさんは板金もできるところなので(すごい)そのまま処置をしてもらい、およそ2時間ほどの作業で無事に直してもらえました。

整備費用は、トータルで3万円くらい。

板金を別注した場合にはもう少しかかると思った方が良いかと思います。

 

まとめ

と、いうことで今回の水浸し現象は、通常とは少し変わった原因により引き起こされたものでした。

少なくとも、溜まった水が無色透明でニオイがない場合には

  1. エアコンの排水漏れ(特に助手席の場合)
  2. 雨水の侵入

この2つのいずれかが原因であると考えてほぼ間違いないため、特に慌てずに修理に持っていけば良いようです。

もしも溜まっている水が色付きの冷却水などの場合には、オーバーヒートの恐れもあるためなるべく早く整備工場やディーラーに連絡し、指示を仰いで欲しいとの事でした。

今回のような『足元水浸し現象』は、そこまで珍しい故障ではないらしく、特に中古車の場合にはよく見られる現象なんだそうです。

また一つ、僕の素敵な車両故障遍歴が充実しました。(ポジティブ)

この記事が、皆様のもしもの時に少しでもお役に立てれば幸いです。

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