フィリップスアンバサダープログラムのモニター企画によりレビューの機会を頂いたS9000プレステージ(SP9861/13)。
早いもので、使用を始めてから1週間が経ちました。
ということで、今回は実際に使用してみて分かったS9000プレステージのリアルな使い勝手について詳細に綴っていきます。
なお、今回のレビューは【①開封編】と【②使用レビュー編】の2部構成。
本記事は実際に使用してみた感想を紹介する【②使用レビュー編】です。
【レビュー】これぞフィリップスの最上位機種!『S9000 プレステージ』【開封編】開封の様子や基本的な機能については、こちらの【①開封編】にて動画付きで詳細に紹介しておりますでご参照ください。
Contents
1週間使用レビュー
優しくてなめらかな剃り心地
個人的に今回注目していたのが「剃り心地」。
3ヘッド構造のシェーバーを使用するのは初めてで、「こんな形でまんべんなく剃れるのか」と正直かなり疑っていたのですが、控えめに言ってかなり快適な剃り心地でした。
非常に印象的だったのが、ヘッドの基底部と刃の付いたリング部分の可動域の広さと動作のなめらかさ。
優しく当てるだけで自然と顔の輪郭にフィットしてくれるため、従来のシェーバーのように顔に強く押し付ける剃る必要がないのです。
当然ながら「力を入れずに剃れる」というのは肌への負担が減ることに直結するわけで、僕のような敏感肌にとってはこれが非常にありがたい。
メタルビーズコーティングで摩擦力を最低限しているというヘッドは、確かになめらかな肌触りの良い質感。
剃っていて痛みや引っ掛かりを感じる事はありませんでした。
驚くほどしっかり深剃りできる
さて、前回の記事で紹介したように、
『フィリップス史上最高の深剃り』を謳った本商品。
実際に使用してみると、そのキャッチに偽りはないことを示してくれました。
ヘッドを解体してナノプレッジョン刃をマクロレンズで撮影した写真がコチラ。
一つのヘッドにV字の外刃とフラットな内刃が並列に計24枚並んでおり、直に触れると指を切ってしまいそうな鋭さがありました。
お見苦しくて恐縮なのですが、念入りに剃るとここまでしっかりと深剃りが可能でした。
僕はそこまでヒゲの濃い体質ではないのですが、指でさわってみてもジョリジョリ感はほとんどなく、もはやT字カミソリの剃り味と遜色がないという実感を得ました。それでいて格段に肌に優しいという。
『肌は弱いが深剃りはしたい』という僕のワガママ極まりない願望が叶った瞬間でした。
さようならT字カミソリ。今までありがとう。
- 剃る部位の肌を反対の手で伸ばして剃る
- 小さな円を書くように回転させながら剃る
- 基本的にゆっくりとシェーバーを動かす
ワイヤレス充電がもたらすもの
発売前にプレスリリースで本商品がワイヤレス充電式であるという情報を目にした時、正直に言って僕はその意義を疑いました。
「コストのかかるQi充電方式を無理に搭載する必要があるのか」
「洗面所の狭い日本において大判のパッドは不向きではないか」
そう思ったわけです。
しかし、実際に本体と充電パッドを手に取り設置してみると、このワイヤレス方式が大きな価値を持つことを理解しました。
重厚なデザイン・質感の本体が大判のパッドに鎮座している姿は1つのプロダクトの完成形として非常に美しく、「目立つところに置いて展示したい」という気にさせられます。
もはや「洗面所で充電しよう」などという考えは消え失せ、ガジェットの1つとしてメインデスクに設置することに。
置くだけで周囲の生活感を排除してくれるような高級感があります。
ワイヤレス充電の利便性に加え、ほどよいマグネットで常に本体が美しく固定されているため電池残量等の表示がひと目で分かるのも◎。
ただ、やはり一般的な洗面所にこの大判パッドはネックになるため、事前に設置スペースを決めておかれることをオススメします。
お手入れ・メンテナンス
個人的に非常に優れていると感じたのがメンテナンス性。
S9000プレステージはIPX7防水基準(30分間1mの水深に水没しても浸水しない)をクリアしているため、シャワーなどで本体を丸洗いすることが可能です。
シェービングヘッドは簡単に分解できるようになっており、剃った後のヒゲも簡単に洗い流すことができます。
さらに、細かくパーツごとに分解して洗浄する事も可能。
こういったメンテンナンス性の高さは「長く使用する」ための非常に重要な要素だと感じました。
- 洗剤や熱湯は使用しない
- 皮脂汚れなどを落とすために40℃前後のぬるま湯が最適
- 刃を傷めるのでティッシュやタオルで拭き取らない
プレミアムポーチのニオイが気になる
本商品を使用する中で唯一気になったのがこの問題。
付属しているプレミアムポーチには、かなり強めの独特な匂いがあります。
初めはタバコの臭いとも思ったのですが、なにか少し違う、プラスチック類が燃焼した際にでるような、なんともいえない不快な臭気です。
ポーチ自体は非常につくりが良く、こだわって設計されているのが分かるため余計に残念。
開封から10日間程経過しましたが臭いは改善せず…
とりあえず風当たりの良いところに置いて、長期的に様子を見ていこうと思います。
毎日使うからこそ最上のモノを
高価な買い物をする際に、僕が絶対の尺度としている「コンフォート原則」という考え方があります。
これはシンプルに言うと、「使用する頻度の高いモノほどお金をかけるべき」という考え方で、少なくとも僕はこれまでの人生でこの原則に裏切らた記憶がありません。
S9000プレステージは決して安い買い物ではありませんが、電動シェーバーという『毎日使うアイテム』であるからこそお金をかけるべきモノであり、本商品がその価値のある品質であるということは、ここまで長々と伝えてきた通りです。
今回のレビューを通して『良いモノは生活の質を変える』という事に改めて気付かされ僕自身、本当に良い経験となりました。
今回は期限の都合で1週間程の使用レビューとなりましたが、長期的に見ていかなければ分からない点もあるため、今後も使用を続ける中で気付いた点等あれば随時レビューしていきたいと思います。